2005年9月19日(月)

ハンドルブレ対策 〜前編〜 − 貧乏若造さんより

今回は貧乏若造さんより走行中のハンドルのブレの対策レポートをいただいたので紹介しよう。E34は80〜90km/hあたりで走行すると、ホイールの回転周波数とフロント足回りの固有振動数が一致して共鳴するようなブレがでることがある。このブレの対策はいろいろあるが、貧乏若造さんのレポートもその一つの策であろう。


いや〜、熱いですね〜 9月になって秋らしくなるかと思ったら全然ですね〜。そのせいか皆さんのメンテレポートの少ない事(笑)

そんな暑さの中、以前から気になっていた走行中のブレ対策をしてみました。 今回は「その1〜前編〜」でございます。(ちなみに後編は未だ未定です)

E34のブレの原因はアーム類のヘタレが多いのですが、よく言われるのがスラストアームブッシュのヘタレによるブレでしょう。

消耗品といえば消耗品なのですが、やっぱり長く持たせたい物です。
で、どなたかのWEBで見たのが「右と左のブッシュの持ちにバラつきがある」という事。 なんで?

よく見ると、右側(左ハンドルの助手席側)のスラストアームブッシュの上には排気管が通っています。排気管の熱がブッシュのゴムの劣化を促進させている様で、一応遮熱板が付いてはいますが、それによる100%の効果が出てるとはいい難いようです。
だったらここを対策してしまえってな訳です。

とりあえず車を上げてホイールを外します。


ホイールを上げて準備

車をジャッキアップするときは、下にタイヤをかませておき、万一ジャッキアップ中に車が落下してもタイヤの破損だけですむようにしておきましょう。また、ジャッキアップしたら、必ずウマをかけておきましょう。


問題のスラストアームの根元。ここにブッシュがある。


潜ってみた所。真ん中の青いのがブッシュ。その手前が遮熱板。


これは特に意味は無い写真です(笑)。因みに左の丸い目のような物はスタビリンク。


スラストアームブッシュと遮熱板の別角度写真。

で、遮熱板の外し方ですが、10mmのボルト二本で止まってるだけです。 上から(エンジンルーム側)から止めてあります。


下から接続部を下から見た所。ねじ山が見える。

で、ボルトを外したら、遮熱板をちょっとひねる感じで下から抜けます。


外した遮熱板。意外と汚れている。因みにアルミで出来ているようだ。

でここからどうするかを考えていなかったので、そのまま戻しました(笑)。

案としては、遮熱バンテージを巻くか、金属板で同じような形の遮熱板を作り元の遮熱板とは空間を設ける感じで二重につけるかです。

※排気管に射熱バンテージを巻く方法もあるのですが、長所と短所がある様です。 (長所としては、熱を覆うことによる排気効率アップするらしい。  短所は、冷えなければいけない所が冷え難くなる為、金属腐食を促進してしまうらしい)

ん〜、涼しくなってから考えよう・・・


前編は、とりあえず構想段階のようだ。後編が待ち遠しい。

末尾ではあるが、いつも面白いレポートをお送りいただく貧乏若造さんに感謝する。


<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。

メンテナンス一覧へ