2004年9月10日(金)

ドアミラーガラスの振動修理 − Kids号

先日のチロルオフに参加する際に、Kidsさんの愛車に乗せていただいたのだが、その際に助手席側のドアミラーが走行中に振動しているのに気付いた。

チロルの森の駐車場に到着してからドアミラーの隙間を見てみると、どうやらミラーガラスとその土台との接着が剥がれかけてきているようである。そこで、早速チロルの森の駐車場で修理することとなった。

本来なら、修理の模様はKidsさんのサイトに掲載されるべきであるが、写真を撮ったのがDDであったため、奇しくもメンテネタを横取りした形になってしまった(笑)。ちなみに、Kidsさんの車には後期型のドアミラーが付いている。

まずは、ミラーガラスを取り外す。写真1のようにミラーガラスの上方向を押し込むと下側に隙間ができる。


写真1 ミラーガラスの上を押し込む

そして、下側の隙間に指を滑り込ませて、グッと手前に引くと、写真2のように下側の2箇所の留め具が外れる。


写真2 下側の2箇所の留め具を外したところ

同様に、上側の2箇所の留め具を慎重に外すと、ミラーガラスが外れる。このとき、くれぐれもガラスを割らないように注意すること。

ミラーガラスには写真3のような熱線が付いており、そのコネクタも外さなければならない。


写真3 熱線へのコネクタ

コネクタは少し固いが、写真4のようにラジオペンチで慎重に外す。


写真4 熱線へのコネクタを外しているところ

これで、ミラーは車体から完全にフリーになる。

ちなみに、熱線は極性がないので、再接続するときにはどちらに接続してもいい。

次に、写真5のように、剥がれかけているミラーガラスと土台を剥がしてしまう。ミラーガラスを割らないように慎重に作業する。


写真5 ミラーガラスと土台を剥がしているところ

ミラーガラス面には両面テープの粘着剤が付いたままであるので、写真6のように粘着剤を取り去る。手で比較的簡単に取れるはずである。


写真6 粘着剤を取っているところ

そして、写真7のようにミラーガラスの上に2液性のエポキシ系接着剤を塗る。面倒なので、ミラー面の上で混合した(笑)。


写真7 エポキシ系接着剤を塗っているところ

接着剤を塗ったミラーガラスと土台を写真8のようにきっちりと貼り合わせる。このとき、ずれたりミラー面に接着剤が付かないように慎重に作業すること。できれば、ミラー面は養生しておいた方がいい。


写真8 ミラーガラスと土台を貼り合わせているところ

この後、しばらく接着剤が硬化するのを待ってから、写真9のようにミラーガラスをもとに戻せば完成である。もちろん熱線への配線も忘れてはならない。


写真9 ミラーを元に戻しているところ

修理後は、走行中でもミラーが振動することがなくなった。完璧な修理である(チロルオフ中になにやってんだか・・・)。

末尾ではあるが、メンテネタを提供していただいた"Kidsさん"と、修理を手伝っていただいた"といさん"に感謝する。



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