2004年9月1日(水)
ポリマーシーラント施工 − 北のタイガーさんより
いつもお世話になっている北のタイガーさんより「ポリマーシーラント施工記」をもらったので紹介しよう。「ポリマーシーラント」って自分でもできるのかぁ?
今回はプロが行う車のカーコーティングを自分で行いました。BMW E34はカーコーティングを依頼しますと約54,000円くらいかかります。自分で道具をそろえて施工しますとかなり安く済みますので大変お勧めです。
まずはじめに業務用の洗剤を使用して洗車します。この洗剤は業務用で一般には販売しておりませんが、ご購入希望の方のために最後に購入先をご紹介します。
この洗剤は業務用でバケツの中に固形の洗剤が入っています。このバケツに水を適量入れてシャンプー液を作り、洗車します。
この洗剤は、ワックスはもとよりタイヤの汚れや欧州車特有のタイヤホイールに付着した鉄粉も簡単に落せるので、一度使用すると他の洗剤は使用できなくなるくらい優れものです。
ブラシやスポンジを使って洗車します。写真のように細かな泡が出でいることがわかります。
洗車前の汚れたタイヤとホイルです。いつもこの洗剤を使っているためあまり鉄粉が付着していません。
タイヤとホイルの汚れなどは、この洗剤で簡単に落ちます。また、洗車時間も短時間ですみますので、特に忙しい方にお勧めです。多少の難点と言えば、泡が多いために水洗いの時に多くの水を使用することでしょうか。
以前は、ホイル洗いにパープルマジックを使っていましたが、こちらにしてからパープルマジックも必要なくなりました。
無事洗車を終えたボディを触ると、ザラザラ感がなくキュキュと音が出るくらいきれいになります。
次にボディの表面の細かい傷を研磨します。コーテリング剤の仕上げをさらに良くするため、あらかじめコンバウンドで磨きます。新車の場合は、この作業は必要ありません。
今回使用したコンパウンド剤は2種類でいずれも業務用です。
はじめは3Mのハード・1−Lを使用します。この商品の特長は優れた切削性を持ち、非常に細かい仕上がり目が得られることです。また、パフと塗装面へのからみが少なく、ふき取りが簡単です。
次に、3Mのハード・2−Lを使用します。こちらの特長はパフ目を消す性能に優れ、しかも良いツヤが得られることです。あまり洗車傷などの目立たないお車の場合は、この作業から始められても結構です。
ボディを研磨する前には、プラスチックの部分や塗装のうすい部分をあらかじめマスキングしておきます。
今回使用したポリシャーはドンテック社製のダブルアクションのものです。大きな傷があるお車にはシングルアクションをお勧めしますが、シングルアクションの場合、研磨力が強いため、塗装の薄いボンネットの段差の部分や細かなボティの端の部分が削れ過ぎてしまうおそれがあります。そのため、特に初心者にはダブルアクションをお勧めします。
ポリシャーの次は、バフを選びます。今回使用しましたバフは、アストロプロダクツから購入しました。
これが、大変お勧めのポリマーシラント473ml(カーコーティング剤)です。特徴は、電子反応と高分子化学作用で塗装深部にまで強力なガラス状のシールドを形成することです。また、自動車塗装を外部刺激から長時間保護します。この成分はワックスやシリコンではなく石油炭化水素系溶剤だそうです。
なお、付け加えておきますが、私はこの商品の宣伝のために今回のレポートを書いているわけではありません。ポリマーシーラントの他にも、もっと良い商品もあると思います。
使用方法は、手塗りまたはポリシャーを使用して車全体にムラなく均一に塗り広げます。ボトル1本で普通乗用車約10台の施工ができます。
今回はポリシャーを使用せずワックスがけの要領で手塗りしました。その際、使用するスポンジはできるだけ高級なスポンジにしてください。安価なスポンジの場合、ポリマーシーラントがスポンジに浸透してしまいます。できるだけポリマー施工用を使用することをお勧めします。スポンジが多少高価でも、ポリマーシーラント液が少なく済むので経済的です。
ボディにポリマーシーラント液を塗るとき注意してもらいたいことは、ムラなく均一に塗ることです。均一に塗らなければ、ポリマーシラントの
ふき取りの際にムラができ、ムラがわらなくなるまで約半年かかってしまいます。このあたりは油性のワックスと違う点なので気をつけてください。ポリマーシラント液を塗布し、約40分後を拭き取ったところです。光度測定器がないので、残念ながら今回は測定できないのが残念です。このような作業で誰でも簡単に光り輝くE34になります。
今回、業務用のソリットシャンプー 5キログラム、3Mのハード・1−L、ハード・2−L、ポリマーシラント473mlは、私の友人から購入しました。もしわからない点や私のように自分でコーティングをしようとお考えの方は、下記のアドレスに連絡すれば格安で販売してくれるそうです。
また、友人はこのようなものを簡単に自分で作ることができる仕事をしています。成分などを詳しく知りたい人は、下記に連絡してみてはどうでしょうか? きっと親身になって相談にのってもらえるはずです。
でも、私に説明してくれたとき、化学おんちな私にはさっぱり理解できませんでしたが(笑)。
いかがだろうか? ポリマーシーラント施工後は本当にピカピカのボディである。プロも使うポリマーシーラントだから、耐久性も十分だろう。
このサイトでは、「ポリラック」や「ブリス」を紹介してきたが、まさか「ポリマーシーラント」まで紹介できるとは思わなかった。北のタイガーさんに感謝!感謝!である。
でも最後に、一つだけツッこませていただこう。
> このような作業で誰でも簡単に光り輝くE34になります。
素人には無理!(笑)
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。