2004年6月27日(日)
カーナビ取り付け − その1
以前より、嫁さんから「車にカーナビ付けようよぅ」と言われていたのだが、DD自身はあまり取り付けたくなかった。カーナビが無くとも、ロードマップがあればどこでも行けるからだ。それに、DD号の内装には、どう考えてもテレビモニタがフィットするような場所がない。そのため、いつも「まぁ、そのうち・・・」という生返事をしていたのだが、ついにカーナビを取り付けるハメになってしまった。
購入した(嫁さんが)カーナビは、写真1のようなパイオニア(カロッツェリア)の楽ナビAVIC-DRV220Kである。なぜか、リアモニタ付き・・・? (リアモニタは別箱)。
写真1 AVIC-DRV220(リアモニタは別箱)このカーナビにはダイバーシティアンテナが付いているのだが、ダイバーシティアンテナは「ツノ」みたいであまり好きではない。そこで、最近流行のフィルムレスアンテナを購入した。購入したのは、写真2に示すFANT-D5P(日立モバイル)である。
写真2 フィルムレスアンテナ今回はモチベーションがあまり上がらないが、とりあえず取り付けてみることにする。
折角だから、「誰でもできる − E34へのカーナビ取り付け」というページを作ってみるつもりで作業を始めたのだが、カーナビを取り付けるためには、Aピラー、コンソール、リアシート、リアパネル、カーペット等、様々なものを脱着する必要があり、残念ながら初心者の人には、カーナビ取り付けは非常に難しいということがわかった。
そこで、今回は取り付けの詳細な手順を紹介せず、どのように取り付けたかだけの報告とする。
本体の取り付け
最初、カーナビ本体は運転席の下に取り付けようと思っていたのだが、オフ会の時にKidsさんから「運転席の下に取り付けるとホコリで早くダメになるよ」とのアドバイスをもらった。そのため、本体はトランクに取り付けることにした。取り付け場所は、写真3のところである。
写真3 カーナビ本体の取り付け場所トランク奥の右側にあるのは、CDチェンジャーである。まずは写真4のようにトランク奥のパネルを外す。
写真4 トランク奥のパネルを外したところ写真4のパネルの下側に、直径4cmぐらいの穴があり、キャビンとつながっている。配線はこの穴を通すことにする。
次に、トランクのカーペットを取り外し、写真5のようにカーナビ本体を取り付ける位置を決める。
写真5 カーナビ本体を取り付ける位置を決める写真5のカーペットの下側の裏には厚さ5mmぐらいの板があり、その板にカーナビをネジ留めして固定することになる。
ネジ穴の位置を決めたら、写真6のようにドリルで穴を開ける。
写真6 ドリルで穴を開けているところ穴が空いたら、写真7のように裏側から基台を取り付ける。
写真7 裏側から基台を取り付ける後は、この基台にカーナビ本体をネジ留めすれば本体の取り付けは完成である。
GSPアンテナの取り付け
GPSアンテナは、リアトレイの下に隠して取り付けることにした。写真8にGPSアンテナを示す。
写真8 GPSアンテナGPSアンテナは、写真8の左側の金属パネルを両面テープでどこかに取り付け、その上にGPSアンテナを磁石で固定する。
リアシートとリアトレイを外して、写真9の位置にGPSアンテナを取り付けた。
写真9 GPSアンテナを取り付けたところ
VICSビーコン受信機の取り付け
VICSビーコンの受信機を写真10に示す。
写真10 VICSビーコン受信機これは流石にリアトレイの下に取り付けるわけにはいかないので、写真11のようにダッシュボードの真ん中に取り付けた。
写真11 VICSビーコン受信機の取り付け位置取り付けは両面テープで貼り付けるだけである。なお、知っていることとは思うが、両面テープで何かを取り付けるときには、必ず取り付け面を脱脂すること(アルコール等の揮発性有機溶媒で拭けばいい)。
フィルムレスアンテナの取り付け
フィルムレスアンテナは、フロントガラス上側に取り付けた。貼り付けるフィルムは写真12のようなものである。
写真12 フィルムレスアンテナまず、Aピラーの内張りを外して、配線を通す場所を確保する。そして、ガラス内側の貼り付け面を脱脂する。
そして、貼り付け位置を決めて写真13のようにフィルムを貼り付ける。
写真13 フィルムを貼り付けたところ次に、写真14のようにタオルでフィルムを押さえる。
写真14 タオルでフィルムを押さえているところその後、フィルムを端からゆっくり剥がせば、配線だけがガラス面に残る。フィルムを貼り付けるときに、気泡が入ってもいいので、貼り付けには何も気を遣わない。非常に楽チンである。
アンテナへの配線のところで、ボディアースするところがあるので、Aピラーのところに取り付けることにする。まずは、写真15のようにAピラーの塗装を削る。
写真15 Aピラーの塗装を削っているところそして、写真16のように端子を貼り付ける。
写真16 端子を貼り付けたところ後は、配線をAピラーに沿って這わせていけばいい。なお、アンテナブースターは運転席と助手席の後ろにあるコンソールの中に取り付けた。
カーナビ本体への配線
トランクにあるカーナビ本体への配線は、主に運転席と助手席の間にあるコンソールからカーペットの下を通してリアシートの下を通し、トランクまで配線した。ただ、VICSアンテナの配線だけは、運転席下のカーペットの下を通してリアシートまで配線した。
コンソールからカーペット下を通すために、写真17のように、カーペットの一部を切り取った。
写真17 カーペットの一部を切り取っているところすると、写真18のように切り取った穴からリアシートまで配線を通すことができる。
写真18 カーペットの一部を切り取ったところなお、カーナビ本体への実際の接続であるが、ACC電源、常時電源、アース、車速パルス等は、カーステレオの配線から取ることができるので問題はないだろう。
バックランプの配線は、リアシートの下の写真19の位置にある「青/黄」の配線に接続すればいい。
写真19 バックランプの配線
モニタの取り付け
モニタはまだ仮付け中である。とりあえず取り付けたところを写真20,21に示す。
写真20 モニタの仮付け(1)
写真21 モニタの仮付け(2)
最後に配線をうまく纏めて、カーナビ本体に取り付ければ完成である。
写真22 配線を纏めて本体に取り付けたところ
最初にも書いたように、カーナビの取り付けは意外と大変であった。内装がスムーズに取り外せない人には、ちょっと時間がかかるだろう。
なお、現在、モニタは仮付け状態なので、モニタの本付けについては後日報告する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。