2004年4月25日(日) 2004年5月20日(木) 追記
ヒーターバルブ修理 − 壊れているはずが?
以前、「エアコンガスチャージ & マイクロフィルタ交換」でエアコンのガスチャージをしてもらったときに、運転席側のヒーターバルブのソレノイドが固着しており、常に運転席側に暖かい冷却水が流れていることがわかった。そのときは、そのまま置いておいたのだが、ふと思いついてダメモトで修理してみることにした。
と言っても、ばらして修理するのは面倒なので、別の方法を考えてみた。その昔、DDがエンジニアだったころ、会社の先輩に「壊れた機械はこうやって直す!」と言いながら、機械をバンバン叩いていたのを思い出した。今回は、この手法を応用する(←それでいいのか?)。
ヒーターバルブは、エンジンルームの写真1の矢印のところにある。
写真1 ヒーターバルブの位置写真2がヒーターバルブを上から見たところである。
写真2 ヒーターバルブを上から見たところヒーターバルブのソレノイドが固着している場合、写真2の赤丸のネジ(トルクスT-20)を緩めて、ハンマーで軽く叩いてやれば動作し始めるかもしれない。
ネジを緩める前に、まずは症状を確認しておこう。エンジンをかけずにイグニッションキーをONにして、エアコンの温度調整ダイヤルを回してみる。写真3にエアコンの温度調整ダイヤルを示す。
写真3 エアコンの温度調整ダイヤル誰かにダイヤルを左右に回してもらって、そのときにヒーターバルブから「カチッ」という小さな音がすれば、ソレノイドが動作している証拠である。
まずは、助手席側から確認する。こちらは動作しているはずである。まずは運転席側の温度調整ダイアルを中間ぐらいの位置にしておく(運転席側のダイヤルをカチッという位置まで回したら、助手席側の温度調整が効かなくなるため)。
助手席側のエアコン温度調整ダイヤルを回したら、確かにヒーターバルブから小さな「カチッ」という音が聞こえる。こちらは動作しているようだ。
次に、運転席側の温度調整ダイヤルを回してみる。あれっ!? こちらも「カチッ」という音がする。何度やっても「カチッ」と音がする・・・・?
どうやら、ヒーターバルブは動作しているようだ。自然に治癒したのだろうか? もう少し暑くなってから運転席と助手席のエアコンの効き具合を比べてみて考えよう・・・。
2004年5月20日(木) 追記
上記の件につき、take-Mのtakeさんとyamakawaさんから掲示板に以下のようなアドバイスをいただいた。
takeさんより ヒーターバルブの事なのですが、 あいつはソレノイドがカチカチ音がしていても 肝心のバルブが錆や水垢だらけで 動いていない事が有ります。
ソレノイド(バルブの部分)を ばらして掃除すれば復活することもあります。
点検の方法としては まずエアコンの温度調節を最冷にしておきます。 その状態でエンジンが温まっている時に 室内へ行っているヒーターホースを触ってみて 熱くない事を確認してから 温度調節を最暖にします。
ヒーターバルブが正常なら 一気にヒーターホースが熱くなります。
微妙に動きが悪い時はこれで判らない事もありますが 完全な固着ならこれで判ると思います。
yamakawaさんより ヒーターバルブですが、takeさんの書き込みにもあるように上部のケースを外して中のバルブを外してシリンダー部とパッキン部分の湯泥?水垢?を取り除いた方が確実です。
外す場合ですが、風量SWをオンのままにしない事です。電動ポンプが回っているのでドボドボ?とクーラントが溢れ出てきます。 全てがそうとも言えませんが、丁寧に外せばガスケットは固着していないので簡単に割る事が可能なはずです。
私は、バルブの下部に付いている電動ポンプ含めて全部外して湯泥類を取り除きました。 難点ですが、肝心なヒーターコアの中にエアが入り込むのでエア抜きがチマチマと面倒です、、、、。
takeさんより yamakawaさんが書き込まれているように ヒーターバルブを外して掃除してしまう方が早いです。 バルブの固着がヒドイ場合やソレノイド自体が故障している場合はこれで治らないことも多々有りますが…。
ヒーターコアのエア抜きは まずはエンジンを掛けずにヒーター全開で クーラントを入れます。 ラジエターのエア抜きのバルブを開けておいて ここからエアーが出なくなるまでクーラントを入れたら バルブを閉めてエンジン始動!
ラジエターキャップはウォーターポンプが 正常に働いている事を確認してからキッチリと〆ます。
このまま暫くエンジンを掛けておいて ヒーターから熱風が出てくればOKです。
このときジャッキやスロープ等で車の前を上げておけば より簡単です。
熱風が出るまで少しエンジン回転を上げてやるのも 効果的です。
貴重な情報なので、ここに追記しておく。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。