2003年5月4日(日)
ルームミラー − ワイドミラーの取り付け
DDは、写真1のような幅が広くて凸面になっているワイドルームミラーを使っている。後ろの視野角が広がって、とても気に入っているものだ。DDが使っているのは、車にもともとついているルームミラーに被せるようにして取り付けて使うタイプである。
写真1 ワイドルームミラーこのルームミラーは、裏についている爪のようなもので、車両側のルームミラーを上下からはさみ込んで固定している。
しかし、実際にはうまくワイドミラーが固定できず、少し手があたったぐらいで簡単に外れてしまうことがある。どうやら、車両側のルームミラーの厚さが非常に厚いために、ワイドミラーの爪がうまく引っかからないようである。写真2に車両側のルームミラーを、写真3にこのルームミラーを横から見たところを示す。
写真2 車両側のルームミラー
写真3 車両側のルームミラーを横から見たところ写真3からもわかるように、このミラーはとても厚い。おそらく自動防眩機能が入っているためであろう。
さすがに、車両側のルームミラーを薄くすることはできないので、ワイドミラーの上側の爪を伸ばしてやることにした。これで簡単には外れなくなるはずである。
まず、用意したのは写真4のような2本の金属ステーだ。これは幅約1cm×長さ約10cmのものである。
写真4 金属ステー写真5のように、これらを上から二つ目の穴の位置で曲げる。直角より少し小さい角度(87度ぐらい?)に曲げるといいだろう。
写真5 金属ステーを曲げたところ次に、写真6のような厚さ1mmのゴム板を用意する。このゴム板を金属ステーの内側(曲げた時の内側)に貼り付けるのである。
写真6 ゴム板写真7のように、このゴム板を金属ステーと同じ大きさに切る。
写真7 金属ステーと同じ大きさに切ったゴム板。そして、写真8のようなエポキシ系接着剤を使って、このゴム板を金属ステーに貼り付ける。接着前には金属ステーとゴム板をアルコール等で脱脂しておく。
写真8 エポキシ系接着剤(アラルダイト)ゴム板を金属ステーに貼り付けたら、接着剤が硬化するまで写真9のように「ねじりっこ」で固定しておく。「ねじりっこ」は商品名であるが、DDはその一般名称を知らない。よく電化製品の電源コードを束ねてあるようなビニール被覆付きの針金のことである。
写真9 接着剤が硬化するまでゴム板を固定する接着剤が硬化したら、これら2本の金属ステーをワイドミラーの裏にある爪の部分に取り付ける。ワイドミラーの裏側は写真10のようになっている。
写真10 ワイドミラーの裏側ワイドミラーの爪は、左右の上下に2箇所あり、下側の左右の爪が赤矢印の方向に伸びることによって、上下の爪で車両側のルームミラーをはさみ込むようになっている。写真10の緑の部分に接着剤を塗布し、2本の金属ステーを接着する。金属ステーを接着したところを写真11に示す。
写真11 金属ステーを接着したところ写真11からもわかるように、ワイドミラー裏の上側の爪が金属ステーによって伸ばされたようになっている。お分かりのように、ゴム板は車両側のルームミラーの保護のためのものである。
完全に接着剤が硬化したら、これを車両側のルームミラーに取り付ける。取り付けたところを写真12に示す。
写真12 ワイドミラーを取り付けたところワイドミラーに指紋がついていて汚いのはご容赦いただきたい(苦笑)。ミラーは汚いが、車両側のルームミラーへの固定は完璧である。以前のように、簡単に外れることはなくなった。
少し手間はかかるが、材料費はたったの111円(税込み、接着剤抜き)である。ワイドミラーの固定にお悩みの方は試してみるといいだろう。(最近、チープなメンテネタが続いているのは気のせいだろうか?)
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