2001年7月6日(金)
梅雨の時季には − ガラス撥水剤を塗布
最近、梅雨の時季で雨が多い。私の車は購入したときからフロントガラスが撥水加工されていた。しかし、購入してから9ヶ月がたったので、さすがに撥水効果が落ちてきた。そこで、市販のウィンドウ撥水剤を塗布することにした。
少し調べてみると、ウィンドウ撥水剤には、大きく分けてシリコーン系とフッ素系があることがわかった。
シリコーン系は、撥水時の水滴が大きく、比較的遅い速度でも水滴が飛んでいく。ただし、撥水効果はあまり長続きはしない。
一方、フッ素系は、撥水時の水滴は小さいものの、撥水効果が長続きする。一般に売られているものを見てみると、1,000円前後のものではシリコーン系が多いようだ。フッ素系は2,000円以上するようだ。私は以前からシリコーン系のSuper Rain-X Plusを使用していた。これはなかなかよくできた撥水剤で、1回塗布すると2〜3ヶ月は撥水効果が持続するものであった。
今回、手に入れたものはフッ素系の「超ガラコ」という製品である。標準小売価格は3,800円のものだが、ディスカウントショップで1,480円で売っていた。購入した超ガラコは、写真1の通りである。
写真1 購入した超ガラコ大きく「6倍」なんて書いてあるところがなんだかとっても怪しい。
裏面には、写真2のようなグラフまである。
写真2 超ガラコ裏面のグラフグラフでは、縦軸が撥水指数、横軸が時間である。「撥水指数」とは、塗布直後の水滴接触角を100とした場合の変化割合を表すそうである。このグラフは、もちろん加速試験をしたものであろうが、12ヶ月というのは少しオーバーのような気がする。けれども、3〜4ヶ月ぐらいはもつことだろう。
とにかく、塗布してみることにした。
まずは、以前に塗布されていた撥水剤を除去する必要がある。おそらく、フッ素系の撥水剤であろうから除去するのは難しい。そこでアセトンでガラスを拭くことにした。さすがに2回ほど拭き上げると、完全に除去された。
その後、超ガラコをガラス面に塗布し、数分後に白く乾いたところをペーパータイルで拭き上げた。非常に簡単である。ものの10分もかからない作業である。降雨時の撥水の様子を見ると、確かにガラス面で撥水される水滴は小さいように思える。ただし、正確に計測したわけではないし、事前に「フッ素系撥水剤の場合、水滴が小さい」との知識もあったので、気のせいかもしれない。また、耐久性についてはまだわからない。とりあえず、しばらく様子を見てみることにしよう。
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