2021年5月22日(土)

DD2号 オイルパンガスケットの交換 − その3

やっとメンバーを下げられたので、オイルパンのガスケットを交換しよう。オイルパンはトルクスのアルミボルトで固定されている。これは一旦外すと新品に交換しないといけない。写真1にオイルパン前側の固定ボルトを、写真2の赤矢印にオイルパン後ろ側の固定ボルトの一部を示す。


写真1 オイルパン前側の固定ボルト


写真2 オイルパン後ろ側の固定ボルト

写真2の3本の緑矢印のボルトは、オイルパンとATを接続するボルトだ。まずは、この緑矢印の3本のボルトを外す。そして、写真3に示すように、ATFクーラーへのパイプを固定しているボルトナットがオイルパンに付いているので、これを外す。2か所あるはずだ。


写真3 ATFクーラーへのパイプを固定しているボルトナット

そういえば、写真4に示すオイルレベルセンサーのコネクタも忘れずに外しておこう。


写真4 オイルレベルセンサーのコネクタ

その後、写真5のようにオイルパンを固定しているボルトを外す。ボルトの長さは3種類あり、どのボルトがどこに付いてたのかを覚えておこう。


写真5 ボルトを外したところ

ただし、すべてのボルトを外しても、オイルパンがなかなか外れない。そんな時は、写真6のように車両進行方向に対してオイルパンの右後ろ側にマイナスドライバーを差し込んで、こじってやれば簡単に外せる。


写真6 オイルパンを外しているところ

写真7にオイルパンを外したエンジンの下側を示す。


写真7 オイルパンを外したところ

外したオイルパンを写真8に示す。


写真8 外したオイルパン

ここからガスケットを外す。写真9に外したガスケットを示す。


写真9 外したガスケット

オイルパンに残っているオイルを回収し、写真10のようにガスケットを当たる面をパーツクリーナーとウェスで掃除しておく。


写真10 ガスケットが当たる面の掃除

もちろん、写真11のようにエンジン側も掃除しておく。


写真11 エンジン側の掃除

あとは新しいガスケットと新しいボルトを使ってオイルパンを組み付けていく。写真12に新旧のガスケットの比較を示す。


写真12 新旧ガスケットの比較(上:旧、下:新)

また、新しく用意したボルトを写真13に示す。


写真13 新しく用意したボルト

ガスケットとボルトのセットで、8,230円(送料込み)であった。オイルパンを組み付ける際には、オイルパンのボルト穴とガスケットのボルト穴が一致してないといけない。そのため、写真14のように細いインシュロックでガスケットをオイルパンに固定した。


写真14 インシュロックで固定したところ

写真15のように2か所で固定すると、ガスケットのボルト穴とオイルパンのボルト穴が一致したまま取り付けられる。


写真15 2か所の固定

この状態で、写真16のようにオイルパンを組み付けていく。もちろん、インシュロックは適当な過程で外しておく。なお、ボルトの締め付けトルクは8Nmだ。


写真16 オイルパンを取り付けているところ

あとは逆の手順で外した部品を組み付けていく。メンバーを上げるときは、エンジンマウントのボルト穴を合わせることに注意しないといけない。また、前のレポートの写真19で外してしまったステアリングシャフトの下部も適当に組み付けてギアボックスと接続しておく。

すべて元に戻したら、写真17のように抜いたエンジンオイルを入れる。ケチなDDはもちろんオイルも再利用だ。だって、まだ2,000kmしか走ってないし。


写真17 オイルを入れているところ

さて、エンジンをかけようとしたところで気づいたのだが、ハンドルの向きがおかしい??? タイヤを写真18のようにまっすぐにすると、ハンドルは写真19のように左に90度回転している。


写真18 タイヤの向き


写真19 ハンドルの向き

一応、エンジンをかけてみたところ、写真20のようなエラーが表示された。


写真20 エラー表示

CCCには写真21のようなアクティブステアリングのエラーが表示されている。


写真21 アクティブステアリングのエラー表示

よくバッテリーを外した後に再接続したらこのエラーが出る。その時は、左右のロック位置までハンドルを切るとエラーが消えるのだが、今回は左右にハンドルを切ってみてもエラーが消えない。おそらく、適当に入れたステリングシャフトの下部の方向が違っていたのだろう。これを付けなおすには、もう一度エンジンを吊ってメンバーを下げて・・・・、って、マジで・・・・!?。つづく



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