2017年4月26日(水)
オイルフィルターハウジングのオイル漏れ その2 − チロリンさんより
今回も続いて、E36にお乗りのチロリンさんより、オイルフィルターハウジングのオイル漏れのメンテレポートをいただいたので紹介しよう。
オイルフィルターハウジングのオイル漏れ。藁をつかんで沈んだままですと死んでしまいますので、何とか浮き上がる方法を考えました。
2つの詮の中心に浅い穴がありましたので、そこにタップを切りねじで、円盤を当てることができれば、再度エポキシで仕舞ができるのでは、と考えました。根拠なのですが、1度エポキシを塗ったとき、詮の外周の隙間からオイルが染み出て、面積の広い円盤のところでエポキシを浮かし、エポキシを破って出てきていました。
確か中学のときに習ったパスカルの法則。。。面積を狭くすれば単位あたりに受ける圧力が減らせるのではと考え、ふたの中心にねじを入れ、ねじ穴の開いた円盤とブロックの円周にあるふちをくっつければ、大気開放面積は減ると思います。ふち外周のコンマ数ミリにできるはず。。。
そうすれば材料探しです。ノギスを持ってホームセンターをうろつくこと数件。。直径約30mmの円盤探して三千里。良いのがありませんでした。金属板、もしくは無垢の棒で製作かと思っていたところ、コインを思いつきました。
価格サイズともに最適なのが見つかりました。
しかしながら、貨幣損傷取締法が出てきました。残念ながら、現行貨幣に加え、記念貨幣も該当するようです。法的に溶解、損傷はできません。こっそりやればエンジンルームの奥で発覚することは考えられず、発覚しても送検され、起訴される確率を考えると微妙ですが、合法の筋で模索することにしました。(この貨幣カタログの一部を撮影するのは著作権に触れそうですが。。。苦し紛れに日本貨幣商協同組合 税別1500円と勝手に宣伝しておきましょう。知らない方が大半だと思います。気になる方は是非買ってください。)
カタログをめくっていると最初に、20円金貨。大きさも十分です。展性、延性にも優れ、加工もしやすそうそうですが、高価すぎます。車が買えます。
しかも、
「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律
第二条 通貨の額面価格の単位は円とし、その額面価格は一円の整数倍とする。 」円単位なので駄目ですね。他にないかな。。。
千円台の50銭銀貨を通り過ぎ、2銭銅貨に。
これは価格、大きさともにGOODです。金属別の温度膨張率など考えている余裕はありませんでした。どうも当時、変動はあるものの金貨、銀貨、銅貨など、そのコインの大きさ(重量)と同じ価格が額面になっていたようです。
銭なので通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律には該当しないようです。これ、これこれ!!すぐに近くのコイン商に行き、一番程度の悪いの下さい!! 返しに状態悪いよ!の言葉を頂き、2枚で100円でした。それで十分です。
表には天皇陛下を象徴する竜の柄があり、これに穴を開けるのは忍びないですが、まだ使えるものを買い換えるのはもったいない。と、現在も1991年式のホンダインテグラを皇居内でお乗りの陛下なら理解していただけることでしょう。(あとで気がつきましたが、外国コインがあった!!)
そしてタップ切りです。店じまいの時、格安で買ったのが今花開きます。しかしながら穴の深さと作業スペースが狭く、力を入れることができずタップを切ることができませんでした。orz
またハウジングを外すのも面倒くさいですし、なかなか手ごわい。何かいい方法は無いかな?? つづく。
また、続くのか・・・。その後どうなったのだろうか。今回はうまくオイル漏れが止まりそうな気がするが。
末尾ではあるが、面白いレポートをいただいたチロリンさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。