2016年8月21日(日)

DD2号  エアコンのエバポレータ洗浄 − フィルタも交換

E34からE63に乗り換えて良かったのは、エアコンのマイクロフィルタ交換とエバポレータ洗浄が容易なことだ。この夏はエアコンを常時かけっぱなしで走っているので、駐車のためにエンジンを止めた直後はエバポレータが結露しているはずであり、その水分からカビが発生しやすくなっている。そこで、カビが本格的に発生する前にエバポレータを洗浄するとともに、マイクロフィルタも交換してみることにした。

今回、エバポレータ洗浄のために用意したのは、写真1のような家庭用エアコンの洗浄スプレーと内径6mm外径9mmの耐油シリコンホース(1m)である。


写真1 家庭用エアコンの洗浄スプレーと内径6mmの耐油シリコンホース

スプレーは「アース製薬 エアコン洗浄スプレー防カビプラス 無香性」という商品で、2缶で700円(税込み)であった。耐油シリコンホースは1mで181円(税込み)であった。このスプレーは安いなぁ・・・。これなら、半年に1回ずつでも洗浄できそうだ。

さて、このシリコンホースをピックアップツールに固定し、その端を洗浄スプレーの噴射口に接続して、写真2のようなロングノーズスプレーを作成した。内径が6mmのホースだとこの洗浄スプレーの噴射口にぴったり合う。


写真2 ロングノーズスプレー

一方、DD2号のほうは、このレポートを参考にして、エバポレータが見えるようにフィルタやトレイ類を外しておく。写真3にフィルタやトレイ類を外したところを示す。


写真3 フィルタやトレイ類を外したところ

左側のエアコン外気導入口から懐中電灯で中を見ると、写真4のようにエバポレータが見える。


写真4 エバポレータ

同じように右側のエアコン外気導入口からもエバポレータが見えるはずだ。このエバポレータをめがけて、写真5のようにロングノーズスプレーから洗浄液を噴射する。


写真5 洗浄液を噴射しているところ

エバポレータにまんべんなくかかるようにピックアップツールの先を動かしながら洗浄液を噴射していこう。もちろん、右側の外気導入口からもエバポレータをめがけて洗浄液を噴射しておこう。

その後、5分ぐらいしてから写真6のように洗瓶にホースを繋げたものを作成し、そこから水を出してエバポレータを水洗いする。


写真6 洗瓶にホースを繋げたもの

これも写真7のようにピックアップツールの先を動かしながら、エバポレータにまんべんなく水をかけていく。


写真7 エバポレータに水をかけているところ

さて、この機会にエアコンのマイクロフィルタも新しいものに交換しておこう。写真8にDD2号に付いていたマイクロフィルタを示す。


写真8 マイクロフィルタ

写真ではわかりにくいが、これは活性炭の入ったフィルタであり、少しゴミが付いている。以前にエバポレータを洗浄したときに、このフィルタからゴミを落としておいたのだが、少し走るとゴミがまた付いてくる。これを新しいフィルタに交換しよう。

今回も用意したマイクロフィルタは怪しい中華製のものだ。価格は2つで1,844円(送料込み)だ。写真9に新旧のマイクロフィルタを示す。


写真9 新旧のマイクロフィルタ(上:旧、下:新)

車両に付いていたマイクロフィルタはMANN製であり、外枠は紙でできている。一方、購入したマイクロフィルタの外枠はプラスチックであった。早速フィルタボックスに新しいフィルタを入れてみようとしたのだが、なんか収まりが悪い。どうして?

よく見てみると、新しいマイクロフィルタの外枠には写真10のようなプラスチックの帯のようなものが付いている。なにコレ? どうやら、これが邪魔をしてうまくフィルタボックスに収まらないようだ。


写真10 マイクロフィルタの外枠

そこで、写真11のようにこのプラスチックの余分な部分をカッターナイフで切断した。


写真11 カッターで切断しているところ

カッターナイフを2回ほど通すと簡単に余分な部分が切り取れる。切り取った後は、写真12のようにピッタリとフィルタボックスに収まった。


写真12 フィルタボックスに収まったフィルタ

その後、フィルタやトレイ類を元に戻し、写真13のように、

にして、10分ほどエアコンファンを回し、エバポレータを完全に乾燥させた。


写真13 エバポレータを乾燥させているところ

これで作業完了だ。作業後は、エアコンのいやな臭いが全くなくなった。まぁ、元々あまりなかったが・・・。エバポレータ洗浄は簡単な作業なので、今後も定期的にやっておこう。


 


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