2016年7月20日(水)
E39 ヒーターバルブ交換 − コロすけさんより
今回は久しぶりにご登場のコロすけさんよりメンテレポートをいただいたので紹介しよう。内容はエアコンのヒーターバルブの交換だ。
DD様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。
【はじめに】
春先より、室内の温度調整が何故か出来ない感じがする…。徐々に北も暖かい陽気になり室内温度を下げたい時期になり、温度調節で下げて行っても一向に涼しくならず、温風ってか熱風のまま。試しにエアコンを入れてみると少しは涼しくなるも…。ファイナルステージ?とも思いましたが、風量の調整等は出来るのでヒーターバルブが怪しいと思い、とりあえず確認をしてみる事に致しました。
【確認作業】
ヒーターバルブはボンネット右中央付近中段の下の方に設置されています。
取外しを行う際に、ダストカバー・インテークマフラー(エアクリーナー)等を外していきます。コロすけ弐号機は何時の間にかキノコ型のエアクリーナーに交換してましたので、エアマスメーターの後ろのダストカバーを取り外しますと全貌が現れてきます。
ヒーターバルブには、3本の冷却水のラインが接続されています。
3本の冷却水のラインのホースバンドを3箇所緩めてホースを外します。
ヒーターバルブ自体は車体にネジ留めされているのではなく嵌め込んであるだけなので、3本の冷却水のラインのホースバンドを外し、ホースを抜いて、カプラーを外して上に引上げると抜けてきます。
摘出したヒーターバルブ
部品番号:6411 6906 652製造年により何種類かのヒーターバルブが有るようです。又、部品番号を確認しようにも車体側に有り、ヒーターバルブ自体を取外さないと部品番号が確認出来ません。
上部から見るとトルクスネジ6本(T-10)が有りますので、原因追究の為外していきます。
トルクスのネジを取外しカバーらしきものを取外します。何やら電気の線がグルグル巻きの物体が…
電気にはめっぽう弱いので構わず外します。(笑)
取外すと上下に動く仕掛けのバルブの様な物が
バネが付いていますので、恐る恐る持ち上げてみます。。。ん?(笑)これで正解??(笑) ゴムが…半分…無くなっている。。。良く見ると可動部と思われる場所に、ゴムの痕跡が黒く見えます。
もう片方は…
かろうじて…原型は保っている物の、クタクタな状態(笑)。温度調整が出来ないのはこのバルブの可動部のゴムの破損が原因だわ。(笑)
部品を調達しようと、ググってみると、リペアキットなる物の存在を発見。そこをまた詳しく調べてみると、何種類かサイズ違いが有ることも判明、大凡6,000〜10,000円の値段です。
純正部品本体の値段は、と言いますと、18,000円前後。。。ぅ〜む…悩ましい御値段(笑)。前期のE39や、540の場合はヒーターバルブに補助ポンプが付いていて部品の値段が60,000円程と跳ね上がります。前期のE39や、前後期の540ですと、リペアキットの方がお得な感じが致します。(リペアキットのサイズには御注意)
今回は悩んだあげく、リペアキットでと思い探してみると…出品されていない。。。選択肢が無くなったので、オークションで部品を手配すると…在庫無いので追って御連絡致しますとのこと。。。
オークションだから取消したら評価がぁなどと思っていると、リペアキットが出品(笑)。誰かどちらか使うと思い、両方購入(笑)。リペアキットが先に到着と思いきや両方同日に到着。。。_| ̄|〇
ヒーターバルブ
部品番号:6411 6906 652リペアキット
【交換作業】
交換作業は、確認作業を御確認頂き取外し取付を御願い致します。
新旧比較交換後、LLCが若干ではありますが、足りなくなっておりますので、補充を行い終了です。
【おわりに】
室内の温度調整が出来ない等でお困りの際には、1度ヒーターバルブを疑ってみては如何でしょうか? あのグルグル電線の巻き付けている物ってコイル?かなんか?(笑)皆様はお分りかとは存じますが、全く私は?です(笑)
今回は部品調達の失敗で、部品とリペアキットを入手してしまい、結果、部品交換となってしまいましたが、確認作業で損傷が発見された場合には、サイズを確認しリペアキットの方がお得かもしれません。
にしても…、リペアキットなる物が方々で、出回っていると云う事は故障が多く発生していてニーズがあるんでしょうかね。今回、リペアキットが在庫となってしまいました(笑)。あと14年後に使用か…(笑)
なにかの都合やタイミングでダブって部品手配してしまうのはよくあることだ。DDもなかなか使いそうにないスペアパーツを持っていたりする(笑)。
末尾ではあるが、いつも詳しい作業レポートをいただいく コロすけさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。