2015年7月31日(金)
E39 オイルフィルター付ユニットキャリアからのオイル漏れ修理 − コロすけさんより
今回はE39 530iに乗り換えられたコロすけさんよりメンテレポートをいただいたので紹介しよう。定番(?)のオイル漏れ修理のレポートだ。
DD様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。
【はじめに】
購入当初、下回りを見てみると…見事にオイルパン付近がオイルだらけ(笑)。きっと、オイルフィルター付ユニットキャリア部のパッキンだなと思い…、いや、そうであって欲しい(笑)と思い、ディーラーに行って部品だけ購入してきました。
1142 1719 855 シール
【交換作業】
作業に先立ちましてオルタネーターを外しますので、バッテリーのマイナス端子を外しておきます。今回は、作業空間を確保したいので、ダストカバーからホット フィルム エア マス メーター、共鳴器、インテークマフラー(エアクリーナー)をごそっと取り外しちゃいます。この方が緩めるネジの数が少なくて楽に取外しが出来ます。(外す所は赤○部)
次に、パワステオイルリザーバーを外し(六角−13o×2本)エアクリーナーのあった付近へ避難させます。
オルタネーターを外す前に、テンショナーを緩めてベルトを外します。テンショナーは確かトルクスのT50だったような…
オルタネーターの背後に来ている電線の+線(六角-19o)を外し、カプラーを外します。
オルタネーターは2本のボルトで固定されています(六角-16o)。上部のボルトは、テンションローラーと共に固定されています。
下部のボルトは此処です。
ボルトが外れた時点で優しく上下に真っ直ぐ揺すると外れてきました。
噛み合っている部分はアルミ素材なので、斜めに無理な力を与えると変形する可能性が有ります。御注意下さい。外したオルタはValeo…。当りなのか、外れなのか諸説あるようです。
オルタネーターが外れましたらその下部前方にパワステポンプが有りますので、それも外します。(六角−13o×2本)
上の方に戻りまして、バノスのオイルラインが繋がっていますのでここも外します。(六角-19o)
ハウジングケースに接続されているカプラーを外します(2箇所)。
あ〜漏れて溜まってます(笑)。
ここまで外してやっとの思いでアクセスが可能になります(笑)。6本のボルトで留っています(六角-13o)が、ボルトの長さが違いますので御注意願います。
6本外れたらテンショナーごとオイル フィルター付ユニット キャリアが外れてきます。
外れた後は、パーツクリーナーを存分に使い洗浄(笑)。
諸悪の根源(笑)を交換します。結構固い感じです。
取外した面も綺麗にしておきます。
新旧比較オイル フィルター付ユニット キャリアに新しいシールを装着し、軽く液体ガスケットを塗ってフィッティングブッシュに気を付けながらオイル フィルター付ユニット キャリアを取り付けます。
あとは逆の順序で戻して終了です。
【おわりに】
ここの漏れであって欲しい! 他の場所で無い事を強く希望したい(笑)。
にしても…、初号機は、ここの漏れは無かったはずだが、後期車両では良く聞く場所だなぁ(笑)。あと後期は、水回りが前期に比べて弱い気がする。。。そろそろかも?
手元に来て早々なのに…、見立てただけであとアーム類が怪しいなぁってか駄目だし…(爆)。コーディングに手を出そうとし情報を頂いてはいるが、いつになる事やら(笑)
最後の「ここの漏れであって欲しい!」は、DDにもよく分かる願いだ。そんな時に限って、違ったりするんだけど・・・(笑)。
末尾ではあるが、非常に詳しい作業レポートをいただいた コロすけさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。