2014年2月6日(木)

メディアプレイヤーの修理 − コネクタの交換

DDは以前にカーステレオの代わりにHDDが内蔵できるメディアプレイヤーを使用している。しかし、先日からその映像がカーナビ画面に映らなくなってしまった。このメディアプレーヤーは写真1のように、トランクに取り付けている。


写真1 トランクにあるメディアプレイヤー

取り付けているとは言っても、実は写真2のようにカーナビのユニットの上にシリコンの防振材で貼り付けてあるだけだ。


写真2 メディアプレーヤーとカーナビユニット

音は出るのだが、映像が映らないので、おそらく映像ラインが断線しているのかと思い、写真3のように映像ラインのコネクタを抜いてみると、どうやらRCAコネクタの中心部分の金属が折れてしまっているようだ。


写真3 中心の金属が折れたRCAコネクタ

これでは映像が映らないわけだ。おそらくトランクに入れた重い荷物が当たってコネクタの中で折れたのだろう。仕方がないので、コネクタ部分を交換するために配線を取り出した。写真4に取り出した配線を示す。


写真4 取り出した配線

写真4からもわかるように、黄色の映像コネクタだけ中心の金属がなく、プラスチックの芯棒だけになっている。適当なRCAコネクタはないかと思って部品箱を漁っていると赤色のRCAコネクタが出てきた。まぁ、これでもいいかと思って、写真5のようにハンダ付けで赤色のRCAコネクタに交換した。


写真5 RCAコネクタの交換

一方、中心の金属が折れたRCAコネクタは写真6のカーナビユニットに接続されていたため、折れた金属がカーナビユニットのコネクタの中に残ってしまっているはずだ。これも取り除かなければならない。


写真6 カーナビユニットのコネクタ

このユニットの筐体を開けると、写真7のようなプリント基板が出てくる。ネジを何本か外すだけで、簡単に筐体を開けることができた。


写真7 カーナビユニットのプリント基板

コネクタ部分は基板にハンダ付けされているため、そのハンダをハンダ吸い取り器で取り除き、プリント基板からコネクタを外すと、写真8のようにRCAコネクタの中心の金属部分も一緒に出てきた。


写真8 RCAコネクタの中心の金属部分

これを取り出して、プリント基板を筐体に戻し、メディアプレーヤーとともにトランクルームに戻せば修理完了だ。写真9にトランクに戻したカーナビユニットとメディアプレーヤーを示す。


写真9 トランクに戻したカーナビユニットとメディアプレーヤー

修理後は、写真10のようにメディアプレーヤーの映像がカーナビ画面に映るようになった。


写真10 カーナビ画面に映ったメディアプレーヤーの映像

今回の不具合の原因は、トランクに積んだ荷物がカーナビユニットに接続されているRCAコネクタに当たり、その力でコネクタ中心の金属部分が折れてしまったものと思われる。同じことが起きないように、近いうちになんらかの対策をしておかなければならない。まぁ、とりあえず直ったのでヨシとしよう・・・。



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