2012年11月7日(水)

E39 タイロッド交換 − コロすけさんより

最近、怒涛の足回り交換レポートをいただいているコロすけさんより、またまたレポートが届いたので紹介しよう。今回は、タイロッドの交換だ。


DD様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。

 

【はじめに】

これまでにフロント・リアのアーム類を交換しましたので、残るはタイロッドとなりました。今回は足回りの最終でタイロッドを交換致します。

部品調達は、前の記事にも書きましたが。蝦夷の代表様に、ペリカンパーツより入手させて頂きました。また、作業では隊長殿にお借りしましたタイロッドエンドプーラーを使用させて頂きます。

今回交換する部品

  1. タイ ロッド LH:32111094673
  2. タイ ロッド RH:32111094674


(番号2〜8が今回交換部分)

今回、テンションベルトを装着する為に、ブーツバンドツールを購入しました。

 

【交換作業】

先ずは、何時もの様にジャッキアップをしリジットラック(ウマ)を掛けてタイヤを外します(最重要!)。

タイロッドエンドのナットを外します(18mm)。

タイロッドエンドプ―ラ―をセットし、ボルトを締め込んでいくと「ガコッ」という音と共に外れます。

その音に驚く事も有るので御注意を!(笑)

AT サーボトロニック パワー ステアリング(通称:ギアボックス)側に付いているダストカバーを外します。ダストカバーは、テンション ベルトにより固定されていますのでテンションベルトを外します(手前・奥2本)。

テンションベルトを外しダストカバーを外すと、AT サーボトロニック パワー ステアリングとの接続部が現れます。この場所を緩めるのにはモンキーレンチが有れば緩める事が出来ますが、水周り補修に必需品のラジエターファンクラッチレンチが使用出来ます(32mm)。

新旧比較

組付ける前に、取外したタイロッドと交換するタイロッドの長さを合せます(トーのズレをなるべく少なくする為)。あくまでも簡易的な物で、アライメント測定を行うまでのつなぎと考えて下さい。

あとは、外した順番と逆にAT サーボトロニック パワー ステアリングとの接続部を締付て、ダストカバーを装着し組付けて行きます。

AT サーボトロニック パワー ステアリング側の32mmを締めこんだ後にダストカバーを装着します。

締付トルク:71Nm

ここで今回購入したブーツバンドツールを使用し、テンションベルトを装着します。端末部はペンチ、マイナスドライバー等で、
折返し押えます。

最後に、タイロッドエンド部ナット(付属ナット使用、19mm)を締めて終了です。

締付トルク:65Nm

 

【おわりに】

タイロッドの交換作業は足回りの重要部品ですので、交換等を自分で行う際には自己責任で慎重の上に慎重にお願い致します。アライメント等に狂いが生じる可能性が有りますので、交換後は、アライメント測定をされる事を前提で御願い致します。

締付トルクは、BMW TIS を参考にさせて頂いております(Online Repair Manualsも同様でした)。なお、間違い等がある可能性もありますので、再確認の程宜しくお願い致します。

次は…、しばらくなければいいなぁ〜あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)


コロすけ号は、これでほとんどの足回り部品が新品になったはずだ。運転フィーリングも新車に戻った様だろう。

末尾ではあるが、いつもながら詳しく有用なレポートをいただいくコロすけさんに感謝する。



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