2012年6月8日(金)
E39 ラジエターの交換 − コロすけさんより
今回は、コロすけさんよりE39(前期車両)のラジエター交換レポートをいただいたので紹介しよう。
DD様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。
【はじめに】
先日、御来道されたタイベル親父様をお迎えに上がり、たくみちゃん様とオフ前のフライングオフ最中にコロすけ号のボンネットを何故かオープンしたところ…、ラジエターからリークじゃね?! との声が上がりまして。。。
(゚∇゚ ;)エッ!?まじ? どこ? ここ!(笑)
あ〜〜ぁ開けなきゃ良かった(爆)。遂に来ましたな(笑)。
コロすけ号も間も無く15年、走行距離80,000kmまぁラジエターもそろそろでしょうなって事で、今回はラジエター交換です。ここをやると、コロすけ号の水周りはヒーターバルブ近辺のホースを除外すと総取替となります。
又、時間が無く手を付けていないリザーブタンクのホース交換も行う予定でしたのでLLCも無駄にならず結果オーライ(笑)。
【交換部品】
ラジエター:1711 1702 969 (E39前期、E38とも共通部品らしいですな)
購入先は勿論”ポッチッ”。 2諭吉を切っております。だがしかし、購入後4000円程値下がりしておりました。。。_| ̄|〇
届いた物の検証。
箱にはBEHR HELLA SERVICEの文字
BMW E38
Made in South Africa
部品番号の1711 1702 969等々と記載されております。
何やら後から削った様な…(後で検証しョ!)
【交換作業】
作業開始に先立ちまして(笑)ジャッキアップ。命かけずにウマを掛けて、アンダーカバーを外します。バケツを用意しラジエターのドレンプラグを開けます(エコの為?再利用目的)。そのまま、下に潜りリザーブタンクラインをファンシュラウドから外します。
ラジエタードレンからはちょろちょろとLLCが出ていますので、ラジエターキャップを開けます。
開けると同時に”ジャーッ”と勢いが増します。
LLCが抜ける間にファン シュラウドを外す準備です。ラバートリムを外します。
エクスパンションタンクを外します。シュラウド上部のエア抜きボルトを外し、キャップ?を外します。
エクスパンションタンクをずらして、エア抜きホースを外します。
エクスパンションタンクに接続されているカプラーを外します。これで、エクスパンションタンクはフリーになります。
そこで、エクスパンションタンクの口へ、マウスtoマウス(爆)息が漏れない様に全体を覆う様に…。肺活量加圧で排出出来る範囲のLLCを出しちゃいます。
ファン シュラウドを留めているプラリベットを外します(上部左右2箇所)。
あと、未だ何か判明していないカプラーを外します(笑)。
これで、ファンシュラウドがフリーになります。ただ、フリーにはなりますが、引き上げるにはファンが邪魔になりますので、特殊工具を使ってファンを外します。この部分は逆ネジになっていますのでご注意ください。
ファンを外し、ファンと一緒にシュラウドを引き上げます。
引き上げた際にリークの原因が…。ラジエターでは無く…、エア抜きホースの接続バンドの緩み。。。手で軽く動いちゃいます。…_| ̄|〇
もうここまで来ちゃってますから(ラジエターも買っちゃったし)、勢いに任せて行っちゃいます(ここで交換しないといつ交換する?)。
アッパーホース・ロアーホースを外します(前期車両なのでホースバンドです。後期車両はロックするタイプです)。
水温センサーのカプラーを外します。
アッパーホルダーを外します(6角-10mm 左右2箇所)。ラジエターに付いているラバーは再利用です。
これで、ラジエターがフリーになりますが、そのまま上には引抜けません。。。左右に邪魔なエアコンのパイピングと、パワステ・ATクーラーのパイピングが…邪魔です。おまけにラジエターのラバーマウントが案外邪魔(笑)。ここから、知恵の輪状態。
向って左側のエアコンのパイピングが損傷しない程度に”ジワジワ”と外しながらも、右側のAT・パワステ部を確認しながらエアコンパイピング側をずらしながら…、少しだけ斜めにしてみたり…、無理をしないで…、外して行きます。
ラバーマウントの納まる位置。
新旧比較
巷で噂の実証を少し。噂では、BMWマークを削っていると言われています。
削ってます(笑)。ラベルを貼る場所も健在です。ここもBMWマークが有った様な…
ここは何故削っているんでしょうかね? メイドイン南アフリカは御法度なんでしょうか?
ここで、旧ラジエターからの移植作業です。水温センサー(6角-22mm)
格闘の末その辺に転がっているラバーマウントを左右装着(装着準備完了です)。
ラジエターを取付ける前にエクスパンションタンクの長いホースを交換します。
スロットルバルブの下部に接続されていますので、その部分をマイナスドライバーで緩めて外して…。
で! 引抜こうとしても??? 良く見るとオルタネータ―の下部にクランプで留っていました。イメージとしてはこんな感じで納まります。
ホース装着後、また、知恵の輪に挑戦! やっぱりラバーマウントが…邪魔だぁ…。ある程度納まりの良い所で、下に潜り込んでみます。ラバーマウントが納まる場所はプラパーツなので外せるんでしょうけど…(どうやって外すんだろう…)。
エアコン側。
ATクーラー・パワステクーラー側。
所定の位置に納まっている事を確認して。各部を戻していきます。
ここは…、悔しいので力一杯締めこんでおきました(このホースも購入しておけばよかったか)。
ファン・シュラウドその他を元に戻し、LLCを入れエア抜きを行い終了です。
【おわりに】
今回はひょんな事からラジエターを交換してしまいましたが、まぁ水周り予防処置完了となり良い事とします。これで暫くは水周りには悩まされないと思いたい(笑)。
コロすけ号は前期車両ですのでこの様になりますが、後期車両も大まかには変わりないと思われます。ただ、タイベル親父様が帰宅された後にラジエター到着したのには悔いが残ります。あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)
写真と図を計36枚も使って非常に丁寧に手順が説明された有用なレポートだ。今回はラジエターが原因ではなかったようだが、もう十分交換しても良い距離+期間だろう。出先でボンネットから水蒸気の白煙を上げるぐらいなら、早い目に交換しておいた方がいい。
末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただくコロすけさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。