2011年5月8日(日)
グローブボックスの修理 − medama1goさんより
今回は、E34に復活されたmedama1goさんより、グローブボックスの修理レポートをいただいたので紹介しよう。
E34な皆様、お久しぶりです、medama1goです。
先日、ようやく出てきた535iを購入しまして、なんとかE34ライフ復活です。まぁ、これもレストアベースと言うべきコンディションの車両で、課題山積ですので、ぼちぼち直していこうと思います。
そんな訳で、復帰第1弾!
これです。
これはグローブボックスのハンドルですね。なぜか、medama1go号2世のこの部分は、この取っ手が取れてしまっていて、無かったんです。
ちょっと横から見てみましょう。
プラスチックのハンドルに、鉄製のベースがカールピン?ロールピン?で留めてありますね。これは先代のmedama1go号から外しておいた正常品。
では2世はと言うと、
結合部のピンが無くなっていて、双方が分離しています。サイズの合うピンがあれば打ち込んでやれば終わりなんですが、なかなかそんなものが手元にあるはずもありません。思案した結果、先代のハンドルを2世に移植する事にしました。
が、ここで問題が発生。そう、鍵が付いているんですよね。先代のスペアキーも残っているため、それを使えばロックできるんですが、なんだかアメ車みたいで気持ちが悪い。ならば...
キーシリンダーを移植してしまえ!!
ハンドル部を裏から見たところです。
丸印の所2か所に爪があり、これでキーシリンダーが引っ掛かっています。この爪をピックツールなどで、折れないよう丁寧に起こしてやります。
そうして起こしながらキーシリンダーを裏から慎重に押してやると... このように抜く事が出来ます。
同様にして、先代のハンドルからもキーシリンダーを抜き、2世のキーシリンダーを先代のハンドルに挿入するのですが、そのままではキーシリンダーのプレートが引っ掛かって入ってくれません。
どうするかと言うと、それぞれに適合するキーを差し込めば、この通り。
プレートがすべて引っ込み、キーシリンダーがすっきりスリムになります。キーを差し込む時は、軽く手でプレートをキーシリンダーへ押し込みながら入れるとうまくいきます。そうしてキーを差したキーシリンダーをハンドルへ挿します。
もともとがそうだったように、キーシリンダーの溝に爪が引っ掛かるまで押し込みます。
これで、新しいキーで動く正常なハンドルの完成。後はグローブボックスに戻すだけです。普通に使えるグローブボックスになり、オーナーさん大満足です。
グローブボックスを中古に交換したりして、鍵が使えない、なんていう時には使えるかもですね。(笑)
復活早々、なかなか面白いレポートだ。レアものの「グローブボックス」からレポートを投稿するあたり、さすがはmedama1goさんだ。
末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただくmedama1goさんに感謝する。とりあえず、復活おめでとうございます!
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。