2009年9月30日(水)

E39 純正バックカメラの修理 − 磯辺温泉さんより

今回はE39にお乗りの磯辺温泉さんより、純正バックカメラの修理レポートをいただいたので紹介しよう。


みなさんこんにちは。このHPをE39情報でいっぱいにしたい磯辺温泉と申します。

今回は、純正バックカメラのメンテナンスについてご報告します。

 

【はじめに】

E39には純正オプションでバックカメラを装備することができます。最初は贅沢で過剰な装備と考えたいたのですが、使うと大変便利で、今回のように故障で使えなくなると、怖くて怖くて・・・ あらためてその重要性を認識してしまいました。

 

【故障発生】

さて故障の発生の状況ですが、夏休みの家族キャンプの帰りの時でした。のんびり余暇を過ごし、荷物をまとめて、さぁ帰ろうとバック(R)にいれたところ、いつものナビ画面からバック画面に切り替わらなくなってしまいました。「あれ?なんか設定を弄ったかな?」

先ずは仕組みから・・・と思い、ネットで調べてみました。当HPのタイベル親父さんの記事で、地デジを割り込ませる方法を掲載していますが、純正バックカメラは、ここの入力を利用しているようです。また画面切り替えは、ビデオモジュールの青コネクターの17ピンがアースに落ちることで判断しているようです。

 

【原因特定】

現象から消去法で、原因を特定していきました。

@ モニターは利用できている。→モニターの故障ではない。
A バックにいれると、左ミラーが下向きに反応している。バックの音がする。→車はバックを認識している。
B なんらかの「映らない設定」があり。それをたまたま弄ったために見れなくなった。

→Dに確認したら、設定で変えられないとのこと。あっさり「故障ですね。」と手招きされた。

このことから、17番ピンがアースに落ちないか、アースに落ちてもビデオモジュール本体の不具合ではないかと推測しました。

さっそくトランクを開け、内装を取り外しにかかりました。めんどくせーな、という気持ち半分、作業をしていたら

「あれ?!バックモニターが写っているっぅぅ、あんだ〜」

今度はトランクを閉め、確認すると、ナビ画面に切り替わりました。繰り返すこと5回・・・。そっか!これはトランクの開閉で切り替わるんだ。バックする時はトランクをおおぷぅん!

・ ・・というのは冗談で、トランク開閉にからむ接触不良と判断

 

【修理】

さっそくトランク右下のゴムの蛇腹を外して確認。断線を発見してニンマリする私でありました。→記事ではあっさり書いているが、発見まではすごい苦労があった。

蛇腹は、はめ込み式なので簡単にとれる。布が巻いてあるので丁寧に剥がす。

切れてる(祝)。他のケーブルも怪しかったので再ハンダの処置にて対応。

 

【まとめ】

E34の記事でも、トランク開閉部分の断線が、トラブルとしてあるようだが、E39でも同様のトラブルがあることがわかった。またカメラの配線をカメラ側に辿って行くと、配線を分岐するときにペンチで「かしめ」るものを発見した。

作業性はいいんだろうが経年でどうなんだろう?って疑問を持ってしまいました。Dオプションでの作業だからか?ちなみに私は決して使わない。

Dでの話をきくと、最初からオプション選択する人は少ないようで、配線を通すこと自体無理があるのか?と推測した。後付カメラの配線でここを通す場合には注意が必要である。


E39でもE34と同様の、トランク部分の断線があるようだ。ということは、テールランプ関係の配線も危ういかな・・・。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいた 磯辺温泉さんに感謝する。



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