2009年4月10日(金)
トランクハーネスの修理 − TAOさんより
今回は初登場のTAOさんよりトランクハーネスの修理レポートをいただいたので紹介しよう。
今回の修理をしようと思ったのは、走行中に、ライセンスプレートの玉切れ警告が発生? でも点灯している??? なんで(?.?)
さらに、トランクの鍵をまわしても、室内が開錠されるときとされないときが発生。ということで、過去のいろいろな記事を読んでいるとトランクの断線が怪しいと思い確認したのが始まりです。
使用した道具です。
半田ごて、ヒーター、熱収縮チューブ等
1. トランクハーネスのカバーのつめ3ヶ所をはずし、ハーネスをむき出しにします。内側にも3ヶ所バンドがあるのではずします。
2.テープを剥がし、ハーネスをチェックします。ハーネスの断線は確認できませんが、被覆の破れが数箇所確認できました。
うーん、これは危ないなと思い、配線をカットし、新しい配線をつなぎます。
配線はカットした長さ+半田するねじり部分を足してカットしました。半田したあと、熱収縮チューブで保護します。
配線時の注意として思ったことですが、
- 同じ場所でカットしない。同じ場所でカットし続けるとその部分が太くなりますので、ずらしながらカットしました。
- 間違わないように時間がかかりますが、1本、1本行いました。
- バッテリーをはずすのを忘れずに・・・
- やわらかく、芯線が多いコードを使い、断線に強よそうなコードにしました。
3.完成したハーネスです。
4.ハーネスにビニールテープを巻きました。(粘着性の少ないコード用のビニールテープを使用)
5.ハーネスカバーを戻し、トランクを何回も閉めながら、ハーネスの折れ曲がり負荷が集中しないような位置にケーブルを固定しました。
6.カットしたケーブルの無残な姿・・・
16本中6本の被覆は完全にみえていて、このまま使っていたら完全にショートするかなーと思いました。 ピンボケですいません。
作業的には2〜3時間程度でした。修復後は、鍵の開錠、施錠はなおりました。
本来はハーネスごと交換なのでしょうが、お金をかけずに直す!!のをモットーにしながら乗っております。
あと、トランクのダンパーがヘタっておりますので、半田中に何回かE34に食べられました。うーんダンパー直さないと・・・
トランクハーネス(ケーブル)の劣化はE34の持病みたいなものである。90年式前後のE34にお乗りの方は、一度チェックした方がいいだろう。
末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたTAOさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。