2009年2月16日(月)

ディーラーでのコンピュータ診断 − ともパパさんより

今回は、ともパパさんより、ディーラーでのコンピュータ診断のレポートをいただいたので紹介しよう。


ともパパです。個人の外車専門店から愛車を購入して1年が経とうとしています。そんな折、ディーラーから「法定1年点検のご案内」というダイレクトメールが届きました。

内容は「BMW1年定期点検 ¥19,162」「整備料金 別途お見積り」(←怖)。さらに案内の電話もかかって来る位なので、あんまり受ける人がいないんでしょう。定期点検は断りましたが、コンピュータ診断のみでもやってくれるようなので受けてみました。

以前にレポートしました「謎のエンジン不調」ではDMEの抜き差しで直ったんですが、その後もマフラーから一定時間だけ出る青白い煙が気になっていました。臭いを嗅ぐとややガソリン臭い…。燃調が濃いようです。煙が出るときは恥ずかしい位に出るので、まるで故障車です。暫く走っていると跡形もなく消えます。

水温センサーも考えましたが、とりあえず有名所から@エアマスセンサー(OEM)交換 Aラムダセンサー(BOSCH製OEM)交換 Bアイドルバルブ清掃 の3点を試してみました。それからは不調もなく走っていたので、エラーをリセットしてもらおうという魂胆です。

事前に電話をしておき、車を持って行きます。「料金は3,500円位ですよ」と電話口で言われました。

メカニックの方がシートとハンドルにカバーを掛けて、駐車場から工場に乗って行きます。店内まで聞こえる排気音、あの顔、あのサイドビューとテール…。新型車の中にいても劣らない風格がありますね。

15分程でメカニックの方が店内に入ってきました。診断の内容はこのように紙にプリントアウトしてくれます。左に「F」の文字が付いているのがリセットしたものだそうです。

その他、自分でいろいろ調べている最中に、リレーやコネクターを引っこ抜いてエンストさせたエラーがバッチリ残っています。

驚愕の告知が

「ラムダセンサーを交換されたようですが、そこから異常信号が出ています。今の状態ですと、ラムダセンサーは機能していませんよ。あとのエラーはミッションも含めて全て消しました」

ですと。さーて困りました。ラムダセンサーが「B+へショート」していると出ています(汗)。

な・何で??? コネクターの配列が違っていて、ヒーター用電源が信号線にショートしてるのかな?

いろいろ考えながら急いで家に帰って、早速チェック開始です。配線に無理が掛かっている所や被覆の剥けも無し。コネクターを調べると、配列やコードの色も同じです。テスターで当たってみるとヒーター線と信号線に僅かに導通があります。今までのセンサーは導通はありません。取り寄せた物は不良品なのでしょうか?

とりあえず配線を戻して昼寝します。ZZZ

そこにディーラーから「ラムダセンサーを2つ使用しているエンジンとコンピューターが勘違いしてエラーが出ているかもしれないので、もう一度見させて下さい」と電話が掛かって来ました。早速向かいます。

10分程して結果が出ました。「やっぱり1回目の診断結果は正しいようですが、さっきのエラーが消えています。コネクターのチェックをして頂いた時に接触不良が直ったみたいですね。今度は全部きれいに消えました」と。

では、あの導通は何なんでしょうか?2人で暫く考えます…。

交換時の様子を細かく話すと、メカニックの方曰く、犯人は取り付け時に吹いた接点復活剤のようです。エアーで吹き飛ばしたつもりが、コネクターの奥に溜まった接点復活剤で導通していたようで、今回の脱着でその導通が切れたものと思われます。こーゆーチョンボはさすが素人仕事ですね。因みにディーラーでのチェック料は2,613円でした。

これできれいさっぱり、ドイツから船に乗った時の状態に戻ったかな?


コンピュータ診断では、様々な不具合の状態がわかるようだ。DDも一度診てもらおうかなぁ・・・。

末尾ではあるが、いつも面白いレポートをいただく ともパパさんに感謝する。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。

メンテナンス一覧へ