2005年6月4日(土)
バッテリー!御亡くなり。・・・でも8Vのとき限定版 −yakamawaさんより
BMW@FUNのメンテナンスQ&Aでのやり取りを見た人も多いと思うが、yamakawaさんよりバッテリーの
ネタレポートをいただいたので紹介しよう。
実は、家内が買い物に行き、帰って来て数日後にセルが回らなくなりました。状況としては、「CHECK CONTROL」の表示が出るのみ。昔、実験でCCM(チェックコントロールモジュール)を外した状態でセルが回らなかった記憶があります。←歳なのと老眼も進み、記憶も曖昧です。数日前の行動ですら思い出せないです。・・・そうでない場合には否定願います。
まあ、メンテナンスQ&Aの掲示板に書き込んでヘルプを求めながら、自分でも手探りした結果が「バッテリー死亡」でした。皆様の御指摘もバッテリーが弱っているのでは?でした・・・・。意味も無くCCMを分解して再半田、全てのフューズ、リレー類を片っ端に抜き差し、充電も実施・・・・。無駄な時間でした・・・・。エ〜! 御亡くなりと書いた意味ですが、12V出力しない=セルが死んだという事です。つまり、今回の場合には8V程度の出力で、単純換算2セル死亡となります。この表現が正しいのかはわかりません。
過去に、軽自動車で出力電圧10Vのままでしばらく使っていた事もあります。セルの回りは悪いのですが、クランクが数回転できれば確実にエンジンがかかるので通常の走行には支障ありませんでした。最後は完全にセルの回りが悪くなり、ショップで1セル死んだのを確認した事があります。つまり、10V状態です。バッテリーのケースが半透明なので、セルが脱落じたような感じに見えました。それと、液体が異常に黒ずんだ感じの色でした。
まあ、ネタ的には面白くないですが、参考程度で見てくださいな・・・・。
<バッテリーが上がった時にジャンプケーブルを接続する所はどこ?>
片側は写真のようにすると、ショートしないので安心して作業できます。(ただし、被服部分は切れると危険なのでグリップ部にしてください。)・・・2人いれば両手に持てばOKです。+/-のワニ口を片手で絶対に持たないこと。
ジャンプケーブル接続前の端末画像片方を+/-バッテリー端子に噛ませて、片側のワニ口は写真部分に接続してください。
エンジンルーム全体像
+端子形状
−端子接続部分その1
−端子接続部分その2+端子を先に接続してください。外す場合にはマイナスから、そして、同様にグリップ部にワニ口を噛ませてください。
その1はエンジンハンガーブラケットです。でも、ファンに近いのでぶつからない、巻き込ま無い、外れないように注意してください。
その2はACGの前後結合しているロッド部分です。ワニ口形状によっては噛ませる事が難しいかもしれません。
いつもマイナス側はどこを噛ませるのが良いのかわかりません。どこでも良いのですが、噛ませやすい部分は欲しいですよね?それと、セルに近い部分で・・・。
それと、室内バッテリーの-/+端子を外す時ですが、マイナス(黒)から外してください。取り付け時は逆のプラス(赤)からです。
仮にマイナス端子を外さずにプラス端子から外した場合には、周囲の金属部分にスパナを当てないように。端子以外はマイナスなので非常に面白い事(?)が経験できます。(最悪は工具が溶着してしまい、火災にもなります。)
また、充電時には水素ガスが活発に出てくるバッテリーもありますので、ワニ口を外す時の火花も注意してください! 会社での事故事例や、私自身も大学の研究室時代で破裂させてます。
<セルが死んで8V程度時の症状>
(1)キーを回して、ACC位置では一見普通で特に異常は感じられず。
(2)セルが回る位置、戻した位置では「CHECK CONTROL」のみ表示。通常はキャタリストとか? オーナーズマニュアル? とか出ますよね。これが出ません。キーを抜いてもチェックの表示が出ます。
(3)ラジカセですが、セルの回る位置では電源落ちます。これは普通とは思います。ところが、セル回転位置から1段戻した位置にすると、ラジカセが数回ON/OFFを繰り返し、その後、動作を始めます。または、動作しません。それと、純正ラジカセでは液晶部分とかボタン類のバック照明も点きません。夜間ですと、ラジカセ部分の照明がぽっかりとなくなります。
(4)ACCの位置でも良いのですが、ラジカセが動作している状態で、スモールライト〜ヘッドライトを点灯すると、ラジカセ部分の電源が切れます。8Vが動作する限界なんでしょうね?
(5)これは想像です。多分?8Vでは正常にDMEもCCMも動作しないとは思います。OBCも正常動作したかどうかわかりません。オバカ仕様のOBCで裏画面操作で電圧が見れるはずなんですが、、、確認しませんでした。(忘れてました、、、。)
しかし、ラジカセ、ブロアーファン程度は動きます。ホーンも鳴ります・・・軽く鳴らすので音の強さ、大きさは確認してません。上記の5つの事象が確認されたら、バッテリーセルが死んでいる(8V)の可能性もあります。まあ、関連しそうなヒューズF1、F15、F17、F20の確認と数回の抜き差し、CCMの抜き差し、平手で軽く叩く(ブラウン管式TVは強めに叩くと直る場合あります)で、充電をする前に必ずテスターでエンジンルーム側の+端子と適当なボディ部分か、セル端子間の電圧測定すればわかります。(放電していても無負荷時には12V前後は出るはずです)
<その他>
ここは注意かな? 年式で違うとは思います。ドア側のほうの床面にグロメットで5mm程度のチューブがあるかもしれません。自分が想像するには、バッテリー液オーバーフローの為のドレインチューブなのかな?とか思ってます。
これはバッテリーを外す時の拍子に外れる様です。これが外れると地面が良く見えます。外から雨水侵入になるので錆の原因にもなりますので注意しましょう。
画像でグレーの金属パネルが部分的に黒い色しているのは錆び止め剤を塗ったからです(黒く変色するタイプの物)
ドレインチューブ・グロメット拡大粗雑な配線類はどなた様もフィルターかけて臭い物には蓋をする?のお気持ちで見てください。 まあ、ダイバーシティアンテナ関係、キーレス関係、アーシング関係のモノでぐちゃぐちゃです。
バッテリー部分
バッテリーが死んで出力電圧が8Vになったときの症状が面白い。上記のような症状が出たときは、まずバッテリーの電圧をチェックしてみた方がいいだろう。
末尾ではあるが、非常に興味深いレポートをいただいたyamakawaさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。