2005年4月2日(土)

マニュアルトランスミッションのシフトノブ交換 − siegrさんより

今回は、siegrさんより愛車APLINA B10のマニュアルトランスミッションのシフトノブ交換のレポートをいただいたので紹介しよう。実際の作業は、関西BMWのメンテオフで行われたので、DDもその様子を少し見ていた。


この画像は完成予想図です。「まあまあまとまっているかな〜」っと思って・・・。自己満足の範疇ですが(^_^;)

クルマ歴もそれなりに重ねると手元にパーツが残りますのでリサイクルを考えるのですが・・・、BMW独自の機構もありますので再利用の際にはそれに合わせて作ることになります。

このシフトノブもそのひとつです。アフターパーツが高価なこともあって・・・っていうかそれが全てなのですが(笑い)

いきなりでこの段階です。DDさんに「写真撮ってくださいね〜」って言われた段階でここまでイってしまってたもので・・・。

BMWのシフトノブはややこしい取り付けをしていますので、それに合わせて芯を作る必要があります。私は欲を出してオリジナルのものと簡単に交換できるようにしたいと思っています。今はプラパーツの作成も型取り君などで簡単にできるのですが、清貧を信条とする私としてはできればタダ同然が目標ですので0.3mmのブリキを加工して芯を作ります。アルミもイイのですがやや脆いのでブリキ板にしました。

現物のレバー形状に合わせてコツコツと加工します。手を切らないように気を付けて作業してください。全体の長さは約56mmメインの内径は14mm、根元の噛み込み部分は15mmになります。溝に噛む部分は4枚の花びら状に加工して先端を折り返して作ります。

こんな感じでノブに入ります。ノブは12年ほど前に使用していたもので、革と仕上げが良いもので手元に残っていました、単に貧乏性なだけでもありますが(笑)。

オリジナルもこのように4枚花びら状です。この部分がレバーシャフトの溝に噛んで
内部の溝加工がハマるようになっています。良くできていますが・・・。

あとは接着剤がはみ出さないようにテープを巻きます。花びらと先端側に巻きますが、接着剤が効くように注意しないと完成後にスッポリ抜けるようなことになりかねませんので、ここは少し考えて巻きます。

作成した芯がレバーシャフトにピッタリとフィットすることをチェックしたら、ノブの中に納めます。私はシリコンを使いましたがエポキシのほうが良かったかも・・・。最悪やり直すこともできますので(^_^;) 「まぁイイか・・・」

こんな感じでしょうか・・・あとは24時間しっかりとかためます・・・んが(*´Д`)=з

これは芋の炊き具合を見ているのではありません。奥のシリコンが硬化しているかどうか見ているのですが、なかなか硬化しないようです。1ヶ月も放置すれば硬化するでしょうが・・・。

そこで、奥のテープ巻きした部分を竹串でつついて時間短縮を狙います。そういえば昔この手の加工をしたときも奥の硬化が遅かったような記憶があります。最近は脳の学習機能が怪しいsiegrですのでσ(^-^;)

やはり生のシリコンが竹串に着いてきました、親の敵とばかりに10個ほどつついて
おきます(^o^;)

こうなる予定です。4〜5日放置すればOKでしょう。あとはガマンですね。もし実行される方がおられましたら・・・接着剤はエポキシのほうが竹串攻撃をしないで良いかと思います (siegr談)。

尚、ノブが抜けても責任は負えません。例によって自己責任でお願いします。


いかがだろうか? とても使いやすそうなシフトノブだ。加工の際にはシフト中に抜けないようにしっかりと固定しなければならない。

末尾ではあるが、作業途中からのお願いにもかかわらず、快くレポート作成を引き受けていただいたsiegrさんに感謝する。



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