2004年12月22日(水)
ブレーキランプのLED化 − 貧乏若造さんより
今回は、BMW@FUNのBBSでよくお目にかかる貧乏若造さんからブレーキランプのLED化のレポートをいただいたので紹介しよう。レポートはHTML形式でもらったので、基本的にそのまま掲載している(ただし、フォーマットは少し変更した)。
ブレーキランプLED化 & 口金改造
皆様、いつもメンテナンスBBSでお世話になっております。
この所急に寒くなり、外に出るのがオックウになってしまいがちですが、如何御過ごしでしょうか?
オックウながらもE34馬鹿な私は、やっぱり車に乗らないと落ち着かないんです。
やっぱり寒いのは車にも堪えるんでしょうか? 次から次へ電球が切れてしまいます。
(単に寿命なだけなんでしょうが・・)
切れると非常に煩わしく感じ、早速、某○ーパー○ートバックス○雲店へ行くとこんなものを発見しました。
ふと手に取ると、なんということでしょう!? このボッタクリ加減!!
ばか高っ!!
自分で作ろうかなぁ〜 でも時間ないしな〜 ・・・・・・
という訳で、あえてボッタクられてみました(爆
ええ、勘の良い方ならお分かりでしょうが、ブレーキランプは右と左とあります。
要は2個買わなきゃいけない訳で、恐ろしいぐらい簡単に「福沢さんとさようなら」でございます。
単純にフィラメント電球を買いに(しかも1個)来ただけの私には、ハンドルネームのとおり、
財布の中は夏目さんが辛うじて分身の術を使っている程度な訳で・・・
そんなときは大人の信用2回払い発動でございます。・゜・(ノД`)・゜・
さて、久しぶりに高額なおもちゃを衝動買いしてしまったら遊ばない手はありません。
早速、開けて中身を見てみました。
ふむふむ・・
上から
こんな風に畳めます。
さて、付けてみますか・・・ ん? 入らない・・・ んんん? やっぱり入らない・・・
OHHHHH!! My GOOOOOOOOD!!!!!!!!
これだぁ〜からぁ〜衝動ぉぉぉ・{>=HJPoeu`P~{|=~Y)ibn-33ぶ3じょsjbj・・・・・・ヘ(゚∀゚ )アヒャ〜
ええ、もちろん付けなければ夜も眠れないでしょう。枕を濡らすでしょう。悪夢にうなされるでしょう。・・・etc
早速、強引に付けるべく「バ改造(バカ+改造の造語)」発動!!!
まず何が原因で入らないか比較すると、電球の口金の形が違う事を発見!
とてつもなく普通の電球
写真では判りにくいですが、
電球即部のポチ出っ張りの位置が違います。
しばし考えた後、切れた電球の口金を利用する荒業で進める事にしました。
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使用道具
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ニッパー
半田ごて
紙やすり(簡単に削るもの)
ビニール袋&トンカチ(電球を割る際に使用)
ホットボンド
できるだけ細め(柔らかめ)な電線
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口金を利用するので電球を割ります。 怪我しないよう、ビニール袋などに入れた上で割ってください。
そして、口金内部の残りのガラス片、ガイシ(?)を掘り出し、内部を空洞化させます。(めんどくさ〜)
さらにその後、口金の底部の端子部脇に穴を開けます。
空洞化させ穴あけした物
上から
ココに線を挟み半田をする為に、
この辺に切れ込みを入れます。
取りあえず、使用する口金の加工は置いておき、今度はLEDランプの口金を加工します。
この部分に爪がありますので、細めのマイナスドライバーで外します。
そして丁寧にニッパで切ります。
こんな感じにします。(爪にはまる部分は残しておき、
先ほど加工した口金と後ほど接着します)切り取った口金の内部にはLED
独自の部品(整流ダイオード?)が入っています。
これを先ほど加工した口金に入れますが、大きさが大きいため少し整形します。
少し大きいので入りません
ここまで整形しました。
※この黒いパーツはプリント基板ですので
必要以上に切ったり削ったりしないよう注意!!
さて、今度は、整形した基盤に半田で線を付けていきます。
ここで注意しなければならないのが、フィラメント電球には関係ありませんが、LEDには「極性」があるということです。
電球を入れるソケットの金属部がどちらの極性かを見極めなければいけません。
電球を入れるソケット。 ちなみに私の車は
左テールが中−、側+。
右テールが中+、側−でした。
なぜか、右と左のテールの極性が反対でしたので、二種類作らなければいけません(めんどくさ〜〜)
ここまでくれば後は簡単です。最初に加工した口金の中に、整形して半田した基盤を入れ、ホットボンドで固定すれば良い訳です。
以下に左テール用を写真でパパっと記します。
中央の線が−。ダイオード脇から出ている2本は+。 振動などでショートしない様にホットボンド使用。 こんな感じです。ちなみに、口金下から出ている線は−です。 やっとここで基盤を口金内に入れます。
※+線は口金上に出しておいてください。入れた後、隙間にホットボンドを充填します。
あまり入れすぎないように上に出した+線を切れ込みにいれ半田します。
ココまで来たら、口金と本体をホットボンドで接着します。ポイントですが、このLEDランプの場合、
中で開きますので、水平空間の狭いE34のテール内では完全に水平には出来ません。
垂直であれば完全に開きますので、LED電球を入れたときに垂直になる様に付けなければいけません。
口金のポッチ出っ張りと水平になる様(?)に、本体と口金を接着するとテールの中で垂直になる様に出来ます。
非常に判りにくいですが・・・
こんな感じになる様に付けます。最後に、口金底部から出た線を底部の端子に半田します。
以上で完成です。
出来たら、ソケットに入れ、車に取り付けます。
あまり急いでやると、ホットボンドが変な状態で固まったりしますので、焦らずにやりましょう。
車に付けてみました。(夜間&携帯のカメラの為、写りが汚くてすみません<(_ _)>)
テールランプのみ。(フィラメント) ブレーキランプのみ。(LED) テール&ブレーキランプ(LED)
感想:
がんばって努力しただけあって、やっぱり嬉しいもんです。振動などで不調が出ないか心配です。取り付けてから一晩中走りましたが、問題ありませんでした。 ただ、例の如く、LKMが警告を出してきます。
細かいところでは、LEDの指向性が強い為、本体と口金の接着が曲がると、右と左の光の方向がバラバラになってしまいます。
(実際、私は右の方が若干上を向いており、気になるといえば気になる・・・といった感じです)
これからLED化する方の予備知識になるかは判りませんが、参考にして頂けたら幸いです。
口金まで加工するとはなかなか気合いが入っているDIYだ。「買ってしまった以上は・・・」というのが本音だろうか(笑)。
末尾ではあるが、今回のDIYレポートをお送りいただいた貧乏若造さんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。