2004年1月25日(日)

キーレスリモコンと鍵の一体加工 − kuniさんより

最近、電子工作に凝り始めたkuniさんよりキーレス取り付けの報告をいただいた。kuniさんは、3RTAという比較的安くて性能のいいキーレスを取り付けられたようだが、これは残念ながらTo-Fitのキーレスのように鍵とキーレスリモコンが一体になっていない。そこで、kuniさんは、キーレスリモコンを加工して鍵と一体化してしまったようだ。おまけに、LEDライトも! そして、親切にもその様子を写真付きで報告いただいたので紹介しよう。

以下は、kuniさんの報告&写真である。
(最近、こんなパターンが多いなぁ・・・)


添付ファイルで送らせていただいたネタですが、キーレスのリモコンを純正キーレスのようにキー一体型リモコンに改造した際のデジカメ画像です。 簡単にコメントしておきます。


純正キー、リモコン、LEDライトの「3個1」を計画。


純正キーとリモコンのサイズ比較です。リモコン基盤を純正キーのキーヘッド内に仕込むのは無理でした。


プラスチックキーを鋸&ヤスリでカット&整形、リモコンのケースをヤスリで削りました(上部の緑色斜線部分)。使用しないボタンをLED点灯用に流用してます(信号を発信しないように当該タクトSWに対応するICの足を基盤から浮かしてあります)。


キーホルダー用リングとイモビチップを付けて完成です。当初イモビチップはケース内に入れたのですがエンジン始動できなかったため止む無くあの位置になりました。


LEDの位置です。3枚目の写真では5mmのLEDですが調整しているうちに足が折れてしまったため完成版では日亜の3mm超高輝度です。基盤をかなり削らないと5mmは難しいです、3mmでも少し削ってます。


LEDの点灯状態です。リモコン上の赤LEDが消灯=発信していないが確認出来ます。

イモビチップの処理がイマイチで汚い仕上りですがキーホルダーが軽くなったこと、40-50mは飛びそうな電波式キーレスとなりオーナーさん自己満足です。チップはRVTゴム(シリコン)で固定してあるのですが樹脂で固定するかで対策しないと落としそうで怖いので何か考えなくてはいけないのですが...


すばらしい改造である! To-Fitのキーレスもいいのだが、少し高価なのが難点である。3RTAや2RTAなら、5,000円前後で手に入る筈だ。それに電波もよく飛ぶし・・・。

なお、その後、kuniさんはイモビチップの取り付け位置を変更されたようだ。どうやら、イモビチップが鍵に平行に付いていないとうまく反応してくれないようだ。そのレポートもいただいたので紹介しよう。


やはり、イモビチップは純正キーと同様の方向にする必要があったようです。両面テープでリモコンへの貼付け位置を試行錯誤し再度加工し完成です。先ほどエンジンスタートも確認できました。


両面テープで貼り付けて確認中。これより離れると×です。


位置を確認し加工中。リモコンのケースをチップのサイズに合わせくり抜くように加工。


加工終了の図


加工した穴部分にチップを入れた図


すき間を埋めてチップを固定するためシリコンを充填した図。電池交換の必要があるので樹脂系の接着剤は使えずシリコンで固定しました。


シリコンの表面をならしてリモコンケースと面一に。裏(正面も)から見ても面一です。


とって付けたようになっていたイモビチップも綺麗にケース内に納まったようだ。上記のレポートは、キーレスリモコンと鍵が別になっている方にとっては、役に立つ改造方法ではないだろうか。

ちなみに、kuniさんは3RTAのリモコンにPICチップを組み合わせ、ハザード点滅、ループランプ連動など、いろいろな機能も実現されているようだ。電子工作マニアがここにも誕生したようだ(笑)。

末尾ではあるが、今回の加工方法を紹介していただいたkuniさんに感謝する。



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