2001年2月18日(日)
鏡面研磨その3 − これぞ鏡面!?
前回予告したように、再度アルミナ粒子でボンネットの塗装を研磨してみた。前回は研磨時間が足りなかったためか、時間をかけて磨いたところはピカピカだったが少し手を抜いたところはあまり艶が出ていない。今回は、十分に時間をかけて磨いてみることにした。
まず、用意したアルミナ粒子は3種類。粒子直径が、1.0ミクロン、0.2ミクロン、0.05ミクロンである(写真1)。本当は、粗い粒子から細かい粒子の方へ順に磨いていくのがベストだが、今回は面倒だったので0.2ミクロン一本勝負とした。なお、今回もアルミナ粒子は、とある知人からもらった。本当にいい人だ。けど、何でこんなもん持ってるんだ? 変な人だ。
写真1 アルミナ粒子(左から1.0、0.2、0.05ミクロン)研磨前のボンネットは写真2のようである。光の反射具合を見たかったので、左後ろから撮影した。
写真2 研磨前のボンネットポリラックを施工しているので、このままでも十分艶があるように見える。
そして、前回と同じようにスプレーに水を入れ、そのなかに0.2ミクロンのアルミナ粒子を溶いた。今回は、前回に比べて少し濃いめだ。アルミナ粒子と水の体積比は、1:20ぐらいだろうか。そして、その液をスプレーしながら伝導ポリッシャーで研磨した。結構丁寧に磨いた。1ヶ所あたり1分程度であろうか。研磨中は写真3の通り。
写真3 研磨中あまり研磨すると塗装のクリア層がなくなるのではないかと心配しながら研磨していく。まぁ、なくなったら再塗装すればいいか。
研磨後、カーシャンプーで研磨剤を洗い流した。研磨後は写真4の通り。
写真4 研磨後のボンネット研磨前に比べて深い艶がでているのがおわかりいただけると思う(わかりませんね)。ただ、ボンネットの段差のあるところはうまく磨けていないのか、つや消しになっていた。この部分は再度手作業で磨かなくてはいけないようだ。また、塗装表面をよく見てみると、研磨前に比べて、ごく細かい傷は消えているが、少し大きめの細かい傷(なんのことかわかりませんね)は、あまり消えていない。やはり、1.0ミクロンの研磨材で磨いて大きめの傷を消してから0.2ミクロンで磨いた方がいいようだ。
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